「元うつ病休職者」の副業がしたくてたまらなくなるブログ

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【休職編③】うつ病の診断書を会社へ提出した話

うつ病の診断書を会社へ提出した話

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こんにちは。あきばです 。

 

前回に引き続き今回の記事は、会社の上司へ診断書を提出して休職を希望したときのことを書きたいと思います。

 

↓前回の記事です。

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「休職させてください」

妻からも現状の自分の状況を伝え、休職することへの理解も得られ、翌日会社へ診断書を提出し休職を申し出ることにしました。

 

妻の希望としては、今の会社を辞めて、休養をとったあとはもっとストレスのない仕事についた方がいいのではないか、ということでしたが、年齢的にも再就職で今と同じ条件で働けるところを探すのも難しいですし、新たな人間関係を0から構築するのは今以上に負担が大きいと考えて踏み止まりました。

 

しかしながら、数多くの案件が中途半端な状態のままだったことや、部署自体人手がかなり少ない中、本当に休職することができるんだろうか、という不安もありました。

そんな中、こちらの都合で突然休職させてくれというのは、会社的にもかなり迷惑に違いないはずです。

 そして休職後に自分の戻る居場所はあるのだろうか・・。

 

実際に何度も過去に、同じ部署の同僚が、うつ病によって休職や退職していく現場を見ているからです。社内はざわつき、引き継ぎや未処理の案件でバタバタし、関与していたメンバー達は裏で不満の声を漏らし非難します。

 

「マジでこの繁忙期に勘弁して欲しいよな」

「もういっそ辞めて欲しいわ」

「家庭あるのに奥さんが可哀想」

「給料出るんなら俺も休職してやろうかな」

「メンタル弱すぎ」

 

 私も恥ずかしいことに、昨年までは非難する側の立場にありました。

まさか自分が同じ道を辿ることになるなんて思いもよりませんでしたが・・。

 

そして朝出勤してから、何度も躊躇しつつも勇気を振り絞って上司へ少し時間をとってもらえるようにお願いし面談を行いました。

 

私「突然のことで驚かれると思うのですが、昨日心療内科に行ってきたところうつ病と診断されました。人手も足りず忙しい中、非常に申し訳ないのですが休養が必要とのことですので休職させてもらえませんか。」

 

上司「??どういうことだ??何があった??」

 

私「もっと前から相談していたらよかったのですが、この1ヶ月うつ病の症状に悩まされていました。不眠が続き、食欲もなく、頭が全く働いてない状況でした。自分でもありえないようなミスや失敗を頻発したり、最近ではメールや人との会話が全く理解できない状態が続いており、周りに迷惑ばかりでした。その全てはうつ病による症状のようなので一度休養するようにと診断書をもらってきました。」

 

そういって診断書を上司へ渡しました。

 

上司「・・・。お前に負担が偏っていたことは本当に申し訳ないと思っている。それは部門でも業務負担を均等にするようにと課題にも挙げられている。正直お前は半年間でとても良くやってくれている。分からないことばかりの中、日々理不尽な連続で常に板挟みになるのは誰でも同じなんだよ。俺ももっと間に入ってフォローできるようにするからもう少し踏ん張って頑張れないか?」

 

私「もちろん突然のことなので引き継ぎもありますし、明日からすぐにとは考えていませんが、頑張ってなんとかなるような状況ではないことは理解いただきたいです。何より早急に病気を治すことを最優先に考えたいと思います。」

 

上司「分かった。とりあえず産業医と部長にも報告させてくれ。俺の判断でどうにかできる問題ではない」

 

上司自身も直属の部下から直接診断書を突きつけられたことはなかったようで、終始対応に困り果てた様子でした。

 

とりあえず部内のメンバーにのみ情報共有され、一番負担の大きかったプロジェクトは上司が引き取ってくれることになり、重要な会議についても出席を外されました。

 

周囲の気遣いと甘えと情緒不安定

部内で情報共有されてから周囲からの扱いは一気に変わりました。

 

何か作業しようとすると、すぐに引き取ってくれたり、残業なく定時で帰らせてくれたり、正直とても楽にはなりましたが、その反面、周りから常に気を遣われ過ぎたり、遅くまで残ってみんな仕事をしている最中、定時で帰ることにとても引け目にも感じました。

 

とはいえ、クライアントや他部門の人はそんな事情は知るはずもなく、板挟みな状況に変わりはありませんでした。

自分が「うつ病」ということを自覚してからは、何かにつけて心の中で病気を理由に言い訳することが増えて、どんどん卑屈になっていきました。

(分からなくて当然なんだよ、だって「うつ病」なんだから)

(こんな時間に依頼しくるなよ、だって「うつ病」なんだから)

(できるはずないだろう、だって「うつ病」なんだから)

 

周囲に気を遣われれば、情けなくなる、今まで通りに接されれば気を遣われないことに苛立つ、そんな心の矛盾やも「うつ病」による情緒不安定からくるものかもしれません。

 

「サボっている」と思われなくなくて

上司に伝えたことで、業務上の負担は少なくはなりましたが、自分も周囲もどういった距離感で接していいのも分からず、気まずかったように思います。

 

自分は「うつ病」で休職する身なのだから、「うつ病」らしくしておかなければならないのではないだろうか、、。

 

そんな思いがあり、普段の世間話や笑うことすらも許されないような気がして、より一層周囲との溝は深まりました。

(私の被害妄想かもしれません)

 

何より「うつ病」を理由にサボっていると思われたくありませんでした。

(昔私が周りを非難していたように・・)

 

そしてその後、診断書を提出してから、人事や産業医の面談を受けて、20日以上経過した、10月よりようやく休職することができました。

通っている心療内科の先生からすると、これは大きい会社にしてはありえないことだそうです。

 

どれだけ業務の負担を減らしたところで、周囲の視線や自分を引け目を感じて病気を悪化させる原因になってしまいますので、「うつ病」と診断された場合は、休むことが何よりの仕事なのだそうです。

 

次回は産業医の面談についてお話しようと思います

 

長文でしたがお読みいただきありがとうございました。

 

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