【休職編④】産業医面談と休職中の過ごし方について
産業医面談と休職の過ごし方
こんにちは。あきばです。
前回に引き続き今回の記事は、上司へ休職の希望を出したあと、産業医面談を実施し、無事休職できたことについて書いて行きたいと思います。
↓前回の記事です。
上司へ休職の希望を申告した翌日に、さっそく産業医と休職面談を行うことになりました。
健康的な人からすると「産業医」と聞いても、馴染みのないワードかもしれませんが、
労働安全衛生法で、従業員が50人以上の事業所では産業医の選任が義務付けられており、従業員の健康状況を管理し面談やストレスチェックや研修等を実施し職場環境の衛生管理を行ったりしています。
心療内科で診断書をもらい、休職するようにと言われたものの、休職のイメージが全く掴めておりませんでした。
収入がなくなれば一瞬で貯金もなくなり、様々な支払いが滞ってしまうため、特に経済的な不安要素も大きかったです。
産業との休職面談で聞いたこと
産業医の方はとても理解があり、多くの不安を払拭してくれました。
産業医との休職面談で会話した内容をまとめると以下の内容になります。
あくまで「抑うつ状態」という私へ当てた内容であり、休職制度については会社によって就業規則も異っていることを留意ください。
Q:休職中はどうやって過ごせばいいのか?
A:基本的には通っている産業医の意思に従って、ストレスがかからないように過ごすこと。ストレスがかからない範囲で読書、旅行、趣味などに打ち込みながら、仕事のことは考えず過ごす事。病気のため今まで出来ていたことも出来なくなっているため、簡単なことから始める。
Q:そもそも休職制度とは?
A:「休職制度」とは私傷病(うつ病等)に伴う長期にわたり欠勤しなければならにようなケースにおいて、療養後に復職できる見込みがある事が前提で、就業規則に定める期間内、休む事が許されるできるという制度です。簡単にまとめると、会社はあなたを長期間休んでも解雇にしないよ、というものです。
私の会社では同じ病名による最長で休職期間は2年間取得することができるようですが、期間等の条件は全て各会社の就業規則へ準ずる内容となります。
Q:休職中の給料は支払われるのか?
A:休職中は労務の提供を行っていないことから、賃金の支払い義務はなく、給料は支払われませんが、傷病手当金が支払われます。但し「健康保険料」「厚生年金保険料」「住民税」は休職期間であったとしても毎月支払いは必要です。
傷病手当金とは、病気やけがで仕事を4日以上休んだ場合に、最長で1年6ヶ月の間、標準報酬月額の2/3の金額が健康保険から手当金が支給される制度となります。
ちなみに年3回以下のボーナスによる賞与額は含まれません
Q:休職期間はどれくらいとるべきなのか?
A:症状にもよるが、一般的な期間としては3ヶ月程度で復職するケースが多い。逆に3ヶ月よりも短いと、復職後に再発し、再び休職となってしまう事もあり、医師とも相談しつつ、自分の中で復職できると確信ができるまでは休養を取るべきです。
Q:復職しても同じ部署に止まることはできるのか?今後のキャリアは?
A:基本的に同じ部署への復職は基本的に困難です。「うつ病」のきっかけがストレスである以上は、復職後は会社として「職場環境」を変える必要があります。仕事内容や周囲の人間関係等の調整が必要であると考えます。まずはゆっくり休養をとり、落ち着いてきたころに、今後どういうキャリアを描いていくかを復職面談の時に考えていきましょう。
休職面談後に考えた事
正直かなり複雑な心境でした。傷病手当金により、無収入となることは回避したものの、長い道のりの末にたどり着いた念願の部署を、わずか半年で異動しなくてはならないからです。
「この地獄から開放される」という安堵感と同時に「出世コースから外された」という無念さが入り混じり、会社で出世することに全力を尽くしていた私は心にぽっかりと穴が空いた気がしました。
そして果たして自分が病気を完治して、復職する事ができるのかという不安もあり、このときのネガティブな精神状態からは、どこにいっても自分は役立たずで、使い物にならないのではないかとも考えました。
その後の引き継ぎについて
その後は産業医と上司の間で状況が共有され、休職に向けて業務の引き継ぎが進んでいきました。しかし自分が抱えている業務が非常に多かったことと、私が休職するという事が対外的に伝えられていなかったため、その間もバンバン私宛の電話やメールが続き、引き継ぎの時間を思うようにとることができず、結局休職に入れたのは9月10日に診断書をもらってから20日以上経過してからでした。
(普通はありないそうです)
そうして無事引き継ぎもおえて、人事や書類上の手続きも完了して無事10月1日から休職という、おそらく私の人生において一番長い長期休暇がスタートします。
次回からは休職してからの日常の生活や、思考等についてブログを執筆していきたいと思います。
長文でしたがお読みいただきありがとうございました。
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