【休職編⑤】休職生活1ヶ月目「煩わしい人間関係」と「金遣いが荒くなる」
休職生活1ヶ月目「煩わしい人間関係」と「金遣いが荒くなる」
こんにちは。あきばです 。
前回に引き続き今回の記事は、10月から始まった休職生活での日常や思考、思いの変化等について書いていきたいと思います。
↓前回の記事です。
休職中の生活と日常
これから人生でおそらく最長と思われる休暇がスタートしました。
最低でも3ヶ月、小学生の夏休みよりも長い休みです。
朝起きてから仕事に行かなくてもいいという開放感と、この自由な時間をどうやって有意義に過ごそうかと、療養である身にも関わらず心は浮かれていました。
妻はもちろん仕事があるので、散歩がてら10分かけて最寄り駅まで送り迎えします。
忙しなく早歩きで満員電車へ駆け込むサラリーマンを横目になんとも言えない優越感に浸りました。
医師からは、午前中は自宅にこもらず外出すること、と指示を受けているにも関わらず、店員や雑音が煩わしく、結局自宅に帰ってしまいます。
この長い休暇を使って、読書や観光、筋トレなんかをしたいなぁとは思いはするものの、本を手に取ってみては3ページも読まずに閉じてしまったり、ジムへ勢いで入会してみるものの、その後全く行かなかったりと、行動を起こそうとするとすぐに手が止まってしまいます。
そんな意欲が全く湧かないときには、やはり自分は「うつ病」なんだなぁと改めて自分が精神的な病にかかっているということを実感します。
結局何もやる気が起こらず、ベッドの上でユーチューブをだらだら見ながら寝て過ごし、妻が用意してくれた食事を食べてからは、また夜まで堕落してしまいます。
気づけば、もう妻が仕事から帰る時間です。
頼まれいた洗濯物は、回すだけ回して洗濯機の中に放置され、食事の後片付けもせず、自己嫌悪を感じます。
妻が帰ってくるまでの間に急いで片付けて、まるで朝から行動していたかのように振る舞いながら、一緒に夕食の食材を買いに行きます。
人混みの中でに身を晒すは、思いの外辛く、探し物を店員に聞くことすらストレスだったり、普段はあまり気にならないような、子供の泣き声や、肩がちょっとぶつかってくるだけで、かなりイライラしてしまい、早く家に帰りたくて仕方ありません。
アニメを見ながら自宅で夕食を食べて、お風呂に浸かり、何事もなく1日終わります。
日中ずっと寝てしまっていたので、夜はなかなか寝付く事ができず、不眠症で処方されている睡眠薬に頼って眠ります。
堕落して無駄にしてしまった今日を後悔し「明日からは朝から行動しよう」そう言い聞かせ、次の日も、また次の日も同じように毎日が過ぎ去って行ってしまいます。
休職後の人間関係について
堕落した日が続くたび、自己否定と自己嫌悪は強まる一方です。
「なぜ自分はこんなにできないんだろう、完全に社会不適合人間じゃないか。もう社会人として行きていくことはできないんじゃないだろうか。」とネガティブなことばかりが頭に浮かんできます。
毎日愚痴もこぼさず仕事に行き、家事や炊事をこなす妻への感謝は大きかったですが、その一方引け目も感じていました。
そんな現実や思考から逃れたくて、睡眠という夢の世界へ逃げ込んでしまいます。
私がうつ病により休職となったことを知っているは妻と一部の会社の同僚だけでした。
そのため、何も知らない両親や友達からは、普段と変わらないような連絡がきます。
自分自身かなりメンタルも強く前向きなキャラだったため、「うつ病で休職している」とを打ち明けることはできませんでした。
心配をさせることもありましたが、なんとなく自分が下に見られてしまうような気がするからです。
バリバリ働いている友人の姿や言動は、余計に自分に劣等感を感じる原因です。
友人の中でも割と働き者だった私は、「自分の方が稼いでいる」とか「自分の方が出世している」と心の中のどこかで周りを見下していてしまっていたことに気づきます。
会社員として成功することが自分を肯定する全てだった私にとって、休職して出世コースを外れてしまったことは自分を全否定するようなものでした。
適当に嘘をつきながら、友人をあしらってはいましたが、それも面倒臭くなり、連絡を無視するようになりました。
とにかく人と関わる事が煩わしくて、心身ともにますます引きこもってしまいました。
金遣いが荒くなる、衝動買いの連続
うつ病の症状の1つとして「金遣いが荒くなる」そうです。
この症状が一番自分にとって顕著に出ました。
家に引きこもった私は休職中かなりの散財をしてしまいました。
・ゲームアプリの課金(普段はゲーム自体しないのですが・・)
・不必要な家電、家電の購入(MacBook、ビデオカメラ、デジカメ)
・ブランド物の服やアクセサリー小物(ジャケット、財布、ネックレス等)
毎月の請求は傷病手当を軽く超える金額をクレジットカードで決済してしまいみるみるうちに貯金がなくなっていきました。
「買い物」という行為は休職中で廃人寸前の自分の気分が晴れる唯一の方法でした。
買った後で「またやってしまった」と後悔して自己嫌悪を感じるのですが、また嫌な気分を解消するために新しい無駄な物を「買い物」をしてしまうという負の連鎖です。
強い薬物にハマっていくのってこんな感じなんだろうなぁと思いました。
休職前にはもっと規則正しく過ごそうと意気込んでいたにも関わらず、完全に堕落してしまい、廃人化していってしまうのでした。
長くなってしまったので、続きは次回にしたいと思います。
長文でしたがお読みいただきありがとうございました。