【休職編⑥】休職生活1ヶ月目「うつ病の日常生活への影響」について
休職生活1ヶ月目「うつ病の日常生活への影響」について
こんにちは。あきばです 。
前回うつ病により「人間関係が煩わしくなった事」と「金遣いが荒くなった事」についてを記事にしましたが、日常生活で支障を感じた事をまとめていきたいと思います。
↓前回の記事です。
「うつ病」患者の日常生活あるある
探し物が見つからない、忘れ物
自転車の鍵、財布、メガネ等の身の回りのあらゆる物がどこいいったのか分からなくなります。目の前にあるのにそれにすら気づかず嫁に突っ込まれたり、整理整頓ができず無意識のうちに普段と違う場所に置いてしまったりする事が増えました。
またスーパー等に買い物に行ったときにも、食材を探すのにかなり時間がかかったりと「探す力」も欠如してしまっているように感じます。
クレジットカードの支払い日に口座へ用意することを忘れたり、期日までにしなければならないことがすっかり頭から抜けてしまっていることも多々あります。
音や騒音に神経が過敏になる
外出中の騒音以外にも隣人の家の生活音や、ちょっとしたかすかな音がとても気になりなるようになりました。実際にかなりイライラして警察へ通報したり、管理人に苦情を入れたこともありました。
誰が聞いてもうるさい隣人だったのですが、夜に聞こえる些細な生活音や声は気が狂ってのたうち回るくらいのストレスに感じました。
記憶が飛ぶ、言葉や人の名前が出なくなる
用事があって2階へ上がったのに用事を忘れてしまったり、妻との会話の中でもいきなり記憶が飛んでしまい、ついさっきまで一体何を話していたのか分からなくってしまいます。また人の名前や地名、物の名前が出てこず、モヤつく事が増えました。
被害妄想が強くなる
外出時に周りの人が、常に自分の悪口を言っているのではないか・・と被害妄想をする事が多くなりました。(もちろんそんな訳はないのですが・・)
また頭のおかしそうな人や、DQNな人とすれ違うたびに、「絡まれて刺されるんじゃないか・・」とかありえない妄想が勝手に脳内で再生されるようになりました。
今から考えれば、よくこんな状態で仕事をしていたなぁと驚きます。
日常生活上においては、生き死にレベルのミスや失敗等はありませんが、こんな状態で仕事を続けていていたなら、遅かれ早かれ、かなり大きなミスをして取り返しのつかないようなことになっていたのではないかと思います。
しかしこういった症状により、休職1ヶ月目は仕事をしていた頃にも増して、憂鬱な気分になったり、自己嫌悪を感じて自分を責めてしまうようなことは増えていきました。
妻との喧嘩勃発
とある日に、実家から両親が旅行がてら東京に遊びに来る事になりました。
もちろん両親は私が休職していることはしらず、当然のごとく働いていると思っています。
「休職していることを告白すべきか、否か・・」
迷いぬいた末に、私は隠し通すことに決めました。
心配性の両親に心配をかけたくなかったのと、心配されることで更に惨めな気持ちになってしまうことが耐えられなかったからです。
妻も同席するため、その話を合わせてもらうようにお願いしたところ、強く拒否されてしまいました。
妻の考えとしては、両親へは包み隠さずに打ち明けるべきということでした。
一度嘘をつくことで、この先ずっとその嘘を隠すための嘘を塗り重ねていく方が、私にとってきっと辛いことになるはずだ、と。
確かにその通りです。その通りではあるのですが、それ以上に告白する事への心理的ストレスの方がはるかにでかいのです。
ましてや遠方に暮らしている両親とは会っても年2回程度なのですから、嘘を突き通す方が今は懸命な判断であるという私は考えました。
いつも私の言うことには従順で逆らうこともしない妻でしたが、このときばかりはなかなか折れず、結婚して初めて言い合いの喧嘩しました。
結果的に両親へは、休職したことを告げず、仕事の話は「まぁ上手くやっているよと」適当にはぐらかして、無事終わりました。
ブログを執筆している2018年12月26日現在においても隠し通したままです。
妻の言う通り、真実を告白すべきだったのか、隠すことが正解だったのかは、今はまだ分かりません。
ただこれから先、病を直して会社へ復職し、その先にある起業を成功させたときには、「実はあのとき俺、病んで休職しちゃってたんだよね、ウケるでしょ」と明るくカミングアウトできればいいなと思います。
私のことを本気で考えて支えてくれた妻にも、今の何倍も幸せにしたいものです。
次回は休職2ヶ月目にしてようやく長い堕落から抜けせるきっかきになったできごとについて振り返ってみようと思います。
長文でしたがお読みいただきありがとうございました。