【断捨離編①】うつ病とミニマリスト
新年明けましておめでとうございます。
2019年となりもう1週間以上経過し、本年度初のブログ投稿となりますが今年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始は妻と人混みの少ない埼玉の秘境の温泉に出かけたり、アニメや漫画を観ながらと、久しぶりにだらだら過ごしており、ようやく本日やる気のスイッチなるものが起動し、ブログを書こうという心境になった次第なのです。
さて、今年の私の目標の1つとしてミニマリスト「断捨離」に挑戦しようと考えておりますが、その上でとても参考になった書籍がありましたので、自身の体験も踏まえて紹介していきたいと思います。
ミニマリスト「断捨離」に挑戦しようと思ったきっかけ
2018年1年間を通し、収入が増えたこともあり、ブランド品、家具、家電、衣類、旅行等相当なお金を散財してしまいました。後半からはうつ病の影響により、正常な判断ができず、買い物をすることで辛い現実から目を背け、貯金は一気に底をついてしまいました。引っ越し当初綺麗にしていた家は今では物で溢れて、不用品の山とかしてしましまいました。自分はどれだけ不要な物にお金を使ってきたのか、本当に必要な物はなんなのか疑問に感じます。またその不必要な消費がなければどれだけのお金が残っていたのだろうかと。
現在休職により収入は減り、お金に対する将来の不安は増す一方です。
だからこそ副業を頑張ろうと力を入れているものの、その何倍ものお金が不必要な消費によって消えていくという矛盾。
その矛盾を解消するためには、まずは自分の価値観を見極めて、本当に必要な物だけえで暮らすというライフスタイルを定着させようと思ったことがきっかけになります。
より少ない生き方「ものを手放して豊かになる」を読んで感じたこと
日本で「ミニマリスト」というワードが浸透し始めたのは2012年頃からですが、アメリカでは2009年頃から既に増え始めてきており、その原点(?)となったブログのジョシュア・ベッカーさんの著書となります。
単純に物を減らせばいいということではなく、「ミニマリズム」という考え方を通して
お金や生活だけでなく、精神や人生そのものを豊かするしてくれる思想であることが具体例を通してとてもイメージしやすく書かれており、読むとすぐにでも実践したくなりました。
特に参考になったと思うポイントだけ紹介したいと思います。
ものを手放すことで得られるメリット
ものを持つということは、購入するお金、購入するために調べたり実際に買い物にいくための時間、そして購入した後には維持するお金や修理、手入れのための時間等多大なエネルギーを消費することになります。
またものが増えることで、場所を取り、散らかり、ストレスや心配事は増えるという精神面にも悪影響を及ぼします。
故にものを持たない生活をすることで、時間、お金、エネルギーは自分にとってより質の高く、本当に大切なことに使うことができ、ストレスも減らすことができるいったメリットがあるのです。
「ミニマリズム」とは
「ミニマリズム」とは人生で一番大切にしているものを最優先にして、それ以外のものは全て排除するという考え方です。人生から不用品を取り除き、もっと多くのことを達成できるようにすることが目的となります。
全てを捨てるわけではなく、理想の人生を生きるのに必要なものを最小限持つことです。実践することで、自分も気づいていない人生の目的、価値観や情熱を発見することができ、そこから自分に合ったスタイルを確立させて、自分だけの生き方を見つける。
ミニマリストの具体的な始め方
- ミニマリストになりたいと思った理由や目標をリストにしてよく見える場所に貼る。
- リビング等よく使う場所のいらない物から処分する。
- 自分なりのガラクタ判断基準を作り順番に物を減らしていく。本腰を入れて物を減らしていき、1つの場所から順番に片付けていき、最終的には家中の不用品を処分する。「本当に必要なものか」自分なりの判断基準を作り処分していく。例えば「1年以上使っていないもの」「あると散らかった感じになるものなど」
- 2つ以上あるものは、1つだけ残してあとは処分する。
- ものを手放して得られた経験を人に伝えてモチベーションを維持する。
どうしても手放せないものと向き合う
思い入れが強く「手放せない」と感じるものにぶつかったときには、手放すことによってもっと大きなものが手に入ると考えるようにすること。「手放せない」と感じるのは何かをあきらめるような気持ちになるからであり、過去のなりたかった自分に未練を感じているからです。処分することにより、未来の実際になりたい自分を明確にし、新たな人生に向かう大切な作業になります。
思い出の品など、特に判断が難しい場合は、「ベストなものだけ残す」「写真を撮ってから手放す」等自分でルールを作り、選別したものだけを残すことがポイントです。
掃除を楽にするための10つの方法
- 毎朝ベッドメークをする
- 食事が終わったらすぐに食器を洗う
- ゴミの日を活用する
- クローゼットに空間を保つ
- 平らな表面には何も置かない
- 1分か2分で終わる作業はその場でやる
- 読み終わった新聞や雑誌はすぐに処分する
- ジャンクメールはすぐに処分する
- 服はすぐにしまう
- 使ったら元の位置に戻す
実践してみて変わったこと
(※写真はほんの一部)
本を読みまず私が実践したことは、要らない本を一斉処分することです。
寝室の本棚には数えると200冊近い本が積み上げられ、その大半が中途半端に読んで途中でやめてしまい、またいつか読もうと思いながらも何年間も放置され続けられていました。その後も同じように新たな本は増え続けて増える一方でした。
タイトルに魅かれて「何か変わるきっかけになるかもしれない」と期待を抱いて書店やアマゾンで購入してにも関わらず、買った瞬間に既に満足してしまっている自分がいて、本棚を見るたびに「また自分は変われなかった」と嘆き、無意識のうちに自分を卑下していたように思います。
そうした嫌な思いを一新するためにするために、本棚の本を50冊まで減らすとルールを決めて、不要な150冊は処分することにしました。
1冊1冊を手に取るたびに「なんであの時の自分はこんな本買ったんだろう」と当時の自分を振り返る作業は、自分の価値観を知る上でとても大切な時間でした。
そして処分する本は、アマゾンで売り、少ないながらもお金に変えていく予定です。
また本以外にも妻と相談しつつ、不要な家電や家具は徐々に処分しており、ものが少なくなり部屋が広くなり気持ちに余裕が増えたようにも感じます。
不用品を減らしていく反面、新たな物を購入する時には、値段に関わらず感情で判断せず本当に必要なものなのかを話し合ってから購入するよう心がけるようにしました。
■参考:
うつ病とミニマリスト
人生上手く行かないと考えてしまうネガティブな考え癖や、嫌なことを後回しにして後で自分の首を絞めてしまう結果になる性格、うつ病になったことも元を正せば「ものが多すぎること」が元凶だったのかもしれません。
私生活でも仕事でも、処分することができず、溜め込んでしまい、結局どこにあるかすらも分からなくなり、必要なときに見つからず、新たに作り直したり、買い直したりすることが多く、多大なエネルギーを消費してしまっていました。
その結果肝心な時に、お金や時間が足りず、満足するパフォーマンスをあげることができず、チャンスを逃したり、損したり、大きなストレスになることも多く、うつ病になってしまったのもこうした習慣や思考にも関連がないとも言い切れないと思います。
また自分に自信がなく、自己肯定感を得るために、ブランド品や所有品で他人と比較し、年々その気持ちは強くなり消費は増える一方でした。自分の心の拠り所が「物を所有すること」や「お金」でしか得られないなんて本当に虚しい限りです。
これから1年をかけて、ミニマリズムを定着させて、不必要なものを削ぎ落としながら、本当に大切な人生の価値観や目的を発見していきたいと思います。
長文でしたがお読みいただきありがとうございました。