【悲報】時給1300円の派遣社員から年収600万の課長補佐まで昇格した話
こんにちは。あきばです。
復職して今月で3ヶ月となりますが、なんとショックな出来事が発生しました。
人事異動の内示があり、来月から異動することが確定しました。
復職してから3ヶ月目、せっかく定時上がりで毎日ゆるくやってたと思ったのに来月から異動確定。
— あきば@プロ休職 (@reversal88) 2019年5月15日
ポジションは何故か課長代理。
正直かなり複雑な心境です。
また忙しくなりますが、今度は潰れないように無理せず、人に頼りまくって、抱え込まないよう適当に頑張ろうと思います。
※訂正 課長代理ではなく課長補佐の間違いでした
課内異動なので仕事内容や人間関係は大きくは変わらないのですが、まさかの同時に昇格、課長補佐という肩書きがつきます。
とはいえ今の部署に配属されて3ヶ月、まだまだ分からないことばかりで自分に務まるか不安で仕方ありません。。
また今はほぼ毎日定時で終わることができ、責任の範囲も自分の仕事にだけの範囲なので、心身ともにストレスや負担も少なくとても快適な日々を送っていたのですが、そんな生活もあと僅かしかありません。
私の会社では「総合職」の割合がとても少なく、大半が契約社員や派遣社員で、現場のリーダー的なポジションは一般職が担うことになっています。
つまり「係長」「課長」といった管理職のポジションは慢性的に人不足で、総合職である以上は、ある程度経験を積めばすぐに役職をあてがわれる可能性大なのです。
副業と二足の草鞋でやっていく上で、会社員のウエイトをあげたくなかったのですが、コントロール不能なので、とりあえず前向きに受け止め、無理をせず、ストレスと上手く付き合いながらやって行こうと思います。
8年前は時給1300円の派遣社員でした
とはいえ「課長補佐」という役職がつくことで、少なくとも来年からの年収は今よりも50万〜100万程度アップし、額面では600〜700万円の収入確保となります。
周りと比較しても意味がないので平均年収には関心はありませんが、相対的に見ると、高い方だと思います。ちなみに私の最終学歴は高卒です。
引用:サラリーマンの平均年収や手取り年収って?男女別・年齢別に徹底解剖!|mymo [マイモ]
総合職となり、仕事内容や責任、業務量は格段にハードになったので、一概に収入と仕事内容が見合っているかは分かりませんが、8年前派遣社員として入社して時給1200円、年収260万円で働いていた頃と比べると経済的には余裕が生まれ、生活自体はかなり楽になりました。
また現在は副業での収入が年間400〜500万前後見込まれるため、今年の年収トータルでは1000万円を超えることになります。
統計上は年収1000万円の割合として日本国内で4.5%、年齢30代では0.3%と言われていますが、最終学歴「高卒」という属性を加えるとさらに絞少なくなるのではないでしょうか。
参考:おかねアンサー
自慢のようになってしまいましたが、私が言いたいのは学歴や能力がなく、非正規雇用と呼ばれる派遣社員からでも、人生簡単に逆転できるってことです。
8年前の派遣社員だったころに比べて、年収は4倍以上です。
また私自身、学歴がないだけでなく、20代前半は総じてかなりイケてなかったです。
クレジットカード数社の借金は膨らみ、返済したと思えばマルチに入り、誰1人勧誘できることもなく退場・・。今考えればかなり痛かったです。
↓黒歴史の20代前半のことについての自分語り
始めから正社員にこだわらなくても良い理由
過去にそれなりのキャリアであったり、特殊な資格などがあれば別ですが、最終学歴が「高卒」の時点で、上場企業などの大企業や好待遇で中途採用などはほとんどなく、選択の幅はとても狭いのが現実ですよね。
しかし求人に出ている条件だけを鵜呑みにして仕事を選ぶことは全くもってナイセンスです。
なぜなら派遣法の改定により、派遣社員として働けるのは最大3年間、その後は直接雇用(or 契約終了) へ切り替えなくてはならなくなりました。
色々と抜け道はありますが、基本的な大企業などコンプライアンスにうるさい会社であれば、そこまでグレーなことはせず、よほど仕事ができなかったり、業務態度がひどくない限りは、直接雇用に切り替わります。もしくは派遣会社の社員となるようなケースもありました。
ほとんどの場合は、直接雇用になったからといって給料が一気に上がるわけではありませんが、これで「正社員」への片道切符を確保することができるわけです。
これは会社によって異なりますが、私の会社の場合は毎年「一般職」「総合職」となるための試験が実施されており、受けるための条件としては、在籍期間や社内での評価などもありますが、基本的に誰でも挑戦することができました。
決して簡単ではない試験ではありますが、しっかり対策をして挑めば十分突破することは可能ですし、試験を受けようとする意識の高いライバルの数は少なめです。
私は立場上、様々な同業他社の方と交流したり、派遣の担当社から話を聞くことも多いのですが、大企業の中でもこのような派遣社員からステップアップできるような制度は整っているところは多いみたいです。
少し時間はかかりますが、あらゆる条件を妥協して劣悪な条件で正社員として就職するよりも、派遣社員の「3年ルール」を逆手にとってキャリアを積み重ねた方が長期的には安定する可能性が高いです。
↓これまでの年収の推移はこちらに書いています
派遣社員は会社を観察する準備期間
派遣社員が大半で、ごく一部が正社員といった環境で働いて一番感じたことは、圧倒的にライバル不在ということでした。
同期のほとんどは6ヶ月もしないうちに辞めてしまったり、バンド、お笑い、バックパッカーなどやりたい事が他にあり、それらの活動と両立させるために、派遣社員として働いている人が多いイメージです。
中には、短期の間で何度も転職を重ねている人や、社会常識が一切通用しないネタ人間もおり「正社員を目指したい」なんて意識の高いことを考えている人は周囲にまず1人はいませんでした。
そんな環境で「僕は正社員目指して頑張ってます!」なんて言えば間違いなく、社員の目につくことは間違いありません。実際に本心でそう考えていましたし、公言してしていたので、同じ派遣会社の仲間からはかなり白い目で見られましたが。。
私がこの時から「総合職」にしか関心はありませんでした。
先輩の社員に根掘り葉掘り、キャリアアップの制度や昇進の仕組み、給料について聞きまくり、就業規則も読み漁り、自分が働く会社について熱心に研究しました。
この先将来、一生関わっていくことになる組織になるかもしれませんので、ここまで徹底するもは当然のことでした。
明確にしときたかったのは以下についてです。
・派遣社員から総合職になった前例があるか
・最終学歴は高校卒業でもキャリアアップできるか
・キャリアアップした場合の将来の見込み年収
・会社自体の規模や将来性
ここまで考えて派遣社員として入社するのはかなりのレアケースだと思います。
しかし実際に働いてみないと分からないことも多々ありますので、派遣社員の間は会社をじっくり観察できる貴重な期間でもあります。
私の場合は、たまたま働いた会社が、見事に自分の条件と合致したため、そのまま9年間働き続けて今に至ります。
もし今の会社や収入不満をもっているのであれば一度考えて見てください
副業ブロガーの私が言うのもおかしな話ですが、フリーランスや独立を考えない限り、会社員としてのキャリアもそこそこ積み上げておいた方が良いと考えます。
副業といっても様々ですが、基本的に初期投資が必要となりますし、すぐに利益が出るとも限りません。特に物販がもっとも再現性が高く、初心者でも利益を出せるビジネスだと思いますが、仕入れする資金がなければまず稼げません。
それ以外でも収入やキャッシュフローが不安定な状態で副業を始めても成功する可能性は残念ながら非常に低いです。
↓中国ビジネスで資金ショートし失敗した弟の話です
今の収入、会社に不満を持っているのであれば遅めの転職も全然有りだと思います。。
むしろ何もせず、現状を変えようとしない方がよほどリスクです。
私の個人的なお勧めとしては、手頃な派遣会社へ登録し、大手が母体の仕事に応募すること。
例えば保険や銀行、クレジットカード、電話、通信系のコールセンターなどは始めから時給も高く、キャリアの制度が確立されている会社が多いです。
そこで3年間派遣社員として、会社を調べ上げ、将来性を感じられたら、骨を埋める思いで働きましょう。多少仕事ができなくとも、人付き合いが苦手だったとしても、「正社員目指している」という思いが伝われば、いつかあなたを引き上げて育ててくれるメンターに出会えるはずです。
正社員だから報わるわけでない事実
私の昔からの友人なのですが、彼は美容の専門学校を卒業。その後に美容メーカーの商社として働き始めました。
元々は美容師を目指して専門学校に入学したのですが、あまりの給料の安さに在学中に美容師になることを諦め、メーカーへ就職しました。
業界内では知名度もあり、老舗の会社です。
彼は専門学校卒業してから、一度も転職せず同じ会社で働き続け、今年で12年目を迎え、社内でも中堅社員としてそれなりのポジションまで登り詰めました。
その結果、増えた年収は12年で僅か60万円、年収は未だ400万未満とのことです。
(地方ということ理由ですが)
人間関係や職場環境は良さそうなので、羨ましくも思いますが、結婚して子供も1人いるので、経済的には結構大変みたいです。
ここであえてこの知人を紹介したのは、彼は派遣社員を見下しており、私が派遣で働いているときには、随分と言われたものです。
「派遣社員なんて将来やばいよ、もうアラサーだろ」
「一生結婚なんかできないよ」
「まともな就職活動した方がいいって」
地元に帰るたびに、散々言われました。しかし彼にとっては本当に私のことを考えていってくれている部分もあったので不思議と嫌な気もせず、今でも仲は良いのですが。
休職も含めて紆余曲折もありましたが、学歴や資格、才能も一切ない私が、25歳で派遣社員として入社し、8年間で上場企業の課長補佐まで昇格することができました。
仕事は少し忙しくなりますが、10年後のセミリタイアに少し近づけたと思います。
大切なことなのでもう一度言いますが、今働いてる会社で10年後の自分を想像してみてください。年収やポジション、仕事内容、残業時間、生活との両立。
長年働いているから「安定」と考えるのはかなりリスクです。
逆に最近流行りの会社員を不自由な「社畜」であり、フリーランスや起業こそが「正義」というのも私は違うと思っています。
大切なのは、会社にせよ、独立せよ、自分の頭で考えて選択することです。
惰性で会社員を続けても、口車に乗せられて独立したとしても、主体的な行動なく、確実に理想としていた10年後はやってきません。
幸せの基準は人それぞれですが、収入においては、学歴も年齢も関係ありません。誰でも確実に今と違う選択と行動をすれば増やすことは可能です。
大切なのは「今」と明確なヴィジョンです。
10年前に思い描いていた以上の夢を実現できた今、次の目標は10年後のセミリタイア。
まだまだブレることもあると思いますが、自分の生き方を通し、ヒントを与えられるようなブログを目指しこれからも頑張っていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!